唯ノ日記

街の片隅で目立たずひっそりと暮らす人のブログ

TPP問題

内閣府が試算したTPPがもたらす経済効果は、10年間で2.7兆円、1年間で2700億円、GDP比0.05%程度だそうです。

これサラリーマンの収入で例えると、年収500万円の人がTPPに参加すると1年あたり+2500円の効果があるよって話ですw
それで多くのものを失うだろうという話のようです。

未だに「農業」対「輸出産業」の対立軸に矮小化して報道したがるマスコミが多いみたいですが、情報操作もいいとこですナ。
一応自由化の項目は24項目と非常に広範囲にわたり医療や投資も含まれているようです。
ネット上ではその問題点が様々に指摘されているのでご存知の通りだと思いますが、自分が特に気持ち悪いというか、異様だと感じているのは以下の3点です。

・TPPの交渉内容は署名されるまで非公開である
・規則や義務の変更は米国議会の承認を要する為に自主的に変更できない仕組みである(ほとんど治外法権)
・TPPに関わる訴訟は世界銀行の国際投資紛争解決センターで行為の善悪ではなく投資家の損害の有無に基準を置いて、非公開で審理・判決される(こっちも、治外法権)

開いた口が塞がらない程、おかしな内容です。

主に小泉政権以降の自由化で非正規雇用が3分の1程度になったと言われていますが、TPP批准後はこれが更に進んで現在の韓国のように労働者の半数以上が非正規雇用に急速になるような気がします。

更に国民皆保険あたりの制度も破壊される可能性が高いから、高額医療となり病気になっても病院にかかれず亡くなるような人が増えそうですナ。

それと自分が面白いなぁと思うのは、米国は自動車の排ガス規制等を自国(米国)基準で売らせろという事になるらしいので、一頃騒がれてたCO2削減とかエコとかに逆行する面がありますが、エコ好きなマスコミとかがそうした問題点を一切指摘しないのが不思議。

政治家が国益を考えて動いていない、マスコミがスポンサーである輸出企業側の論理に流れている、輸出企業もその実TPPのことを良く分かっていない、国民の多くが政治に無関心(無責任)である。
等々の構造でTPP締結までいっちゃうのかナ、残念な時代ですナ。

菅さんが【平成の開国】とか言い出した時に、別に今の日本は鎖国なんかしてないんですけどって思ったけど、日本人はこういうイメージ操作に弱いからヤバイとは思ってたんだよネ。